音声が乱れる、相手の声が聞こえないといった事象への対応方法についてご紹介します。
問題の切り分け作業
1. 利用環境チェックを行う
まずは ブラウザ環境の確認で事前に問題がないかを確認してください。
ここで "No" が出た時点で問題の発見ができます。
全て OK が出たとしても問題が起きる場合は、以下の項目のチェックを進めてください。
2. PC / ヘッドセット / ネットワークをそれぞれ別のものを利用してチェックする
この動作確認により、以下のような切り分けが可能です。
- 他のヘッドセットを使うと問題が解決する場合、利用中のヘッドセットに問題があります。
- 他のネットワークに繋ぐと問題が解決する場合、利用中のネットワークに問題があります。
- 他の PC を使うと問題が解決する場合、利用中の PC に問題があります。
より詳細の不具合の発見方法に関して以下にご紹介します。
① 着信フローと着信グループ設定
着信フローで PC 電話 が選択されており、PC 電話の着信グループにメンバーが正しく割り当てられているかご確認ください。
詳細は、着信フローの設定方法 をご確認ください。
② パソコン電話の要件
正しく着信グループが割り当てられているのに着信が届かない場合、パソコン電話の要件を満たしていない可能性があります。
ルーター / ファイアウォール / アンチウィルスソフトウェアで対象のポートが閉じられていないか、ネットワークの設定を改めてご確認ください。
合わせて、 PC電話の要件・推奨環境についてをご確認ください。
③ ネットワークの設定
ルーター / ファイアウォール / アンチウィルスソフトウェアで対象のポートが閉じられていないか、ネットワークの設定を改めてご確認ください。
合わせて、PC電話の要件・推奨環境についてをご確認ください。
④ ヘッドセットやネットワーク環境等の整備
ⅰ ヘッドセットを繋ぎなおしたり、PCを再起動する
まずは ヘッドセット接続の確認を行ってください。こちらで PC とヘッドセットが正しく接続されているかを確認することができます。画面上にエラーコード 31208 が表示される場合もあります。
その上で問題が生じる場合、一時的に PC との接続不良や、PC自体のネットワーク接続が不安定な可能性があります。ヘッドセットを PC から取り外して繋ぎなおしたり、 PC やルーターを再起動することで改善が見込めます。
一時的なネットワーク不良で問題が起きた場合は、しばらく時間を置くと改善される可能性もあります。
ⅱ マイク(ヘッドセット)の性能を上げる
ヘッドセットの性能は、PC電話の音質に大きく影響します。特に、Apple のマイク付きイヤホンやBluetooth 接続のマイクなどをご利用の場合、音質が劣化するとの報告を多くいただいております。
品質の良いヘッドセットと、十分な速度と安定性のあるインターネット環境の下でコールコネクトをご利用になると、通常の電話と遜色のないほどにクリアな電話が可能です。
コールコネクトが推奨するヘッドセットを併せてご参照ください。なお、推奨ヘッドセット以外で利用環境チェックを行いますと、WARN と表示されます。
ⅲ ネットワーク環境を改善する
コールコネクト導入時にネットワークに問題がなかったとしても、オペレーターが増え、同じネットワークへの接続数が多くなれば通話音質に影響します。
現在のネットワーク環境を確認するには、ネットワーク環境の確認方法 を参照ください。
以下にネットワークをより高速で安定化させる方法をご案内します。
(1)無線LAN親機を増設する
同じネットワークに接続する人数が増えれば、ネットワークへの負荷がかかります。親機を複数用意することで、負荷を分散させれば、ネットワークの品質をあげることができます。
(2)ルーターを最新にする
ルーターの性能はインターネットの安定性や速度に大きく影響します。一昔前のものやネットワークが安定していない場合は、ルーターを見直すことで大きく改善されることがあります。
(3)メッシュWi-Fi を利用する
Google Nest Wi-Fi は、ご自宅やオフィスなど、壁の多い環境でも安定したネットワークを実現する メッシュ Wi-Fi 機器です。Google Nest Wi-Fi のようなメッシュ Wi-Fiを使うと、ネットワークがより高速で安定になる見込みがあります。事前に上記リンク先の技術仕様ページにある要件をご確認ください。
(4)Wi-Fiを有線LAN接続にする
有線LAN接続は、Wi-Fi に比べると上りも下りも設定した同じ帯域でネットワーク通信ができるため、安定性が向上します。
(5)無線LANのQoS設定をする
市販されているインターネットルーターには、QOS(クオリティ オブ サービス)を設定できるものがあります。ネットワークのアクティビティ(電子メール、ビデオ、Webブラウジング)でインターネットを使用しているときに、ネットワークの音声トラフィックに優先順位を付けることができます。音声パケットを優先できれば、通話品質をあげることができます。
参考記事:QoS設定 ネットが繋がりにくい状況をルーター側で改善させるサービス
(6)ネットワーク負荷をかけない
PC電話はインターネット回線で通信しているため、ブラウザで他ページの閲覧などでもネットワークの影響を受けます。例えば、大容量の動画をダウンロードしている最中に電話をする場合、電話の音質に影響が出る可能性があります。
同じネットワークに接続するデバイス数を減らしたり、業務中にネットワーク負荷をかけるような作業をしないようにすると、より安定した通話品質を実現できます。
ⅳ 改善が見込まれる他の対策を確認する
- 利用していないアプリケーションやブラウザのタブ等を閉じてください。
- PC で動いているソフトウェアアップデートなどの重い処理を停止させてください。
- ヘッドセットのサウンドドライバーを最新に更新してください。(Windows)
- OS (Windows や Mac)、 Google Chrome を最新版に更新してください。
- コンピュータが通話を処理するのに十分な処理能力があることを確認してください。
- コンピュータの CPU や RAM を使いすぎていないか確認してください。
- マイクと口の距離を適切なものに調整してください。近すぎると音声が途切れることがあります。
- PCのサウンド設定でマイクの音量を調整してください。
- 他の話者やファンなどの周囲のノイズを減らしてください。
それでも治らない場合
貴社の通話環境をモニタリングする機能を有効にし、具体的な原因を探ります。お手数ですがサポートまでご連絡ください。
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